R-390A


フロントパネルを取り外したR-390Aでシャーシー下部には電源・PTO・AFのそれぞれのユニットが収められている

とりはずしたRFデッキ、左側はオッシレータユニット
コリンズ (Collins) によって設計されたR390A/URRは今までに作られた受信機の中での最高傑作でしょう。0 .5〜31,999MHzをカバーする21本の真空管と驚くべきそのメカニズムは芸術品と言っても過言ではありません。

R390AはシーダーラピッズにあるCollins Radio Company の2つのチームによって設計されました。エレクトロニクスはK6EZ/Ernie Pappenfus率いるチーム、メカニズムのチームはFred Johnsonがリードしました。そしてCollins Radio のほかに1984年の最後の生産ラインが終了するまでの間に12社で合計数万台が造られています。

この素晴らしいラジオは鉄のカーテンの背後での通信をモニターする為に1954年2月24日にリリースされ軍のすべての出先に配備されました。 冷戦期間中は^兵器としての価値が高くTOP SECRET扱いでつい先ごろまで我々が購入する際には米軍に誓約書を提出し許可を得なければなりませんでした。

HarrisとWatkins Johnsonよりも傑出したパフォーマンスがNSAによってまだ使用中であると言われています。
フロントパネル中央のメカニカルカウンターダイヤルの直ぐ上にネジ止めされているネームプレートには下表のオーダーナンバーが刻印されていますので、そのセットが何年にどこで作られたかがわかります。
しかし最近では心無い人がこのネームプレートを交換したりしていますのでほんとうかどうかははRFデッキ其の他に捺印されているメーカー名とも照合しないと確定的なことはいえません。
発注年 メーカー オーダーナンバー 数量
1954 Collins 14214-PH-51 1,000
1954 Motorola  363-PH-54 5,000
1954 Collins  375-PH-54 500
1955 Collins 08719-PH-55 5,000
1956 Motorola   14-PH-56 5,000
1958 Motorola   14385-PH-58 5,000
1959 Stewart-Warner 42428-PC-59 5,000
1959 Helena-Rubenstien ? 80
1960 Stewart-Warner   20139-PC-60-A1-51 5,000
1960 EAC (Hammarlund) 23137-PC-60 5,000
1961 Capehart Corp.   21582-PC-60 5,000
1962 Amelco 35064-PC-63 5(?)
1963 Capehart Corp 20878-PC-63 5,000
1963 Teledyne-Imperial 37856-PC-63 5,000
1967 EAC (Hammarlund) FR-36-039-N-6-00189(E) 10,000+
1968 Dittmore-Freimuth DAAB05-68-C-0040 215
1968 EAC (Hammarlund) Commercially Sold 125
1984 Fowler Industries 00024-84-C-0040 5


   1968年のCQ誌に掲載された珍しい広告  
$1700は高いのか安いのか そば(もり かけ)が\60の時代です