メンテナンスのヒント 
    KWM-2/2A


2003.7.19更新

現象 原因 対策
IPが流れない/メーターの振れがよくない、 その割には出力がある。 6146のカソード電圧を読むことでIp+Isgを読みとっているがR129/1KΩが変化してその値を大きくしていることもある。  R129を取り外して測定し必要があれば交換する。
 尚 メーターの校正には適切な精度の高い標準となるメーターが必要。
PTOを含めて真空管の一部が点火しない、 もちろんセットは作動しない。 電源の516F-2にあり、セットと接続する11ピンコネクターのついているケープルのビニール被覆の内側には編組線/シールドがある。
このシールドが516F-2シヤーシ入り口で切れている。
再接続とケーブルをしっかりと固定するように補強する。
送受転換リレーの動作が不具合  リレーを動作させているのはV4b/6AZ8の3極管部分。
 V4b/6AZ8のPIN-7にパラレルに接続されているR20とR47の68KΩが大きな値に変化してることが多い。
接続をはずし測定・確認後33K/5Wに交換する。
 珍しいトラブルでPWR SWITCH投入後送信状態になッたままで受信に切り替わらない. V4/6AZ8を交換しても同様 原因はV14/6BN8のPIN7と6の間に接続されているC46/0.1μFの絶縁不良で交換して対処.
送信から受信に切り替えてもすぐには(時には4-5分も)受信モードにならない。 V14A ピン3とTR+275ライン間に接続されているC47 0.068(セットによっては0.047)μFの絶縁不良 交換
アイナルチューブ6146のIPが不足、従って出力も規格通りに出ない。  ドライブチェツク=LOCK KEYモードでメーターをPA GRIDに切り替え各バンドでMIC GAINを最大にしてメーターが振り切れるか否かを調べる   
 全く振れない場合はゲイン不足の原因調査と対策が必要
 左記調査の結果メーターは景気よく振れる場合6146の劣化または6146のSgに直列に接続されているR148/820Ωの変身(時には2KΩを超えている場合もある)が考えられるので測定して確認後交換
キャリヤーバランスが悪い、キャリヤーリークが多い

 (規格値は-50db以下)
一つの原因としてV3a/6AZ8のPIN カソードからバラモジ間に接続されている
       C6/1μF(セットによっては0.47μF)の絶縁不良によりバラモジにDCが加わつている
VTVMのDC5V程度のレンジでC6とR129の接続点とシャーシ間を図って少しでも+側に振れる場合は交換する。
 ひどい場合はC6不良が原因ですでにバラモジのダイオードが破損していることもあるのでC6を交換しても改善しない場合は疑ってみる
AGCメーターのゼロ点が時間とともに変化する C93 0.47μF/25Vの絶縁不良によることが多い 交換
 V1B/6AZ8のピン1とV3B/6AZ8のピン6間に接続されているC87/100PFの絶縁不 交換
 3.4 3.6 3.8MHzのLOW BANDでの送信時に自己発振をおこす。  バンドスイッチはシャーシーの下側にセクションごとにシールド缶で区切られている。
 そしてこのシールド缶とシャーシの間にはグランドストリップと呼ばれる銀メッキを施されたギザギザのついた板が挟みこんである。
 缶・板・シャーシの接触不良によることが多い。
 @缶の止めねじの緩み  
 Aグランドストリップの酸化
@の場合は各缶はシャーシの上の2本のナツトのまし締め、ただし缶が壊れるほど強く締めてはいけない、ほどほどに・・・ 
Aの場合は取り外して中性洗剤で洗浄、明らかに変色して黒くなっている場合は再メッキを施す。
 送信状態にして2―3分間は規定出力があるが突然出力低下し2〜5Wになってしまう。
 このときドライブは十分にかかっているしIPも景気よく流れている。
C184 PA中和用トリマーの絶縁不良。 
とても珍しい故障です
交換
送信出力なし、PA TUNINGを回せど同調点なし
DIPメーターを持ち出して計るも所定の同調点なし

IGは各バンドともメーターが振り切れる、十二分にドライブがかかっている
C-184 PA中和用エアートリマーの不良

羽根に緑青がありシャフトとのろう付け部分がもろくなっている
また羽根は触れるとグラグラしていて直ぐにも取れそうな状態で羽根同士が接触
交換 


JHONSON社 160シリーズ 
9枚羽根 2.2〜8.1PF 耐圧700V
送信時IPが暫時増加
21・28で顕著
6146プレートとタンク回路を結ぶC149/1000PFの不良
通過する電力により加熱され容量が変化する.
通過する電流に耐える大きさの1000PFに交換
6146の中和コンデンサーを回しても最良点が無い C183/1000PFの容量不足 通常中和用コンデンサー(トリマー)のほぼ中央にヌルポイントがある。このトリマーの容量の最大位置が最良状態だということは有りえない。
C183に並列に1000〜5000PFの2KV以上の耐圧のあるコンデンサーを並列に接続して中和を取り直す。
フアイナルチューブの中和のとり方
@電源はOFFにし高圧の整流管5R4は抜く
Aシャーシー背面のDISABLE端子間の接続をはずす
Bダミーロードにオッシロスコープを0.5Vレンジにして接続
Cセットは28MHZに
D電源をONにしオッシロスコープ管面のレベルが最大になるようにEXCITER TUNINGとPA  TUNINGを調節する(このとき6146は働いていないので出力計は振れない)
E非金属製ドライバーでトリマーを回してオツシロスコープ管面のレベル最小点に固定  電源 をOFFにし安全を確かめた後、はずした部分を再接続、オツシロスコープの接続をはずして完了
6146フアイナルの中和が取れない

初期モデルで中和用コンデンサーがエヤートリマーでない右の写真のタイプ
トリマーのステーターがローターに張り付いて空回り トリマーを分解・清掃・再組み立てする


下の画像は分解したトリマー
グリッドドライブテストの結果十分では無い

グリッドドライブテスト(AFステージから6146のグリッドG1の間のトータルゲインチエック):EMISSIONスイッチをLOCKにしMIC-GAINを時計方向一杯にそして各バンドでEXCITER TUNINGを調整してIGメーターが振り切れるか否かのテスト

2/3以上または振り切れるのがのが正常

原因は多岐にわたる

@PTOの出力レベル不足
C217とC218の接続点で測定し1.55V±10%

Aクリスタルオッシレータの出力レベル不足
V6/12AT7のカソードPIN-3で測定し1.1〜1.8V必要

BBFOの出力レベル不足
V15/6BN8のPIN9で測定し1.2V±10%

Cオーデイオゲインの不足
V3/6AZ8のPIN7でMIC-GAINを全開にしVTVM等で測定し5V以上必要
波形も観測しておくと良い

このほかにも原因はあるがまず以上の4ポイントを確認することで解決する場合がほとんど
@V26U8を交換しても正常値が得られない場合はV2-PIN9にC72を介して接続されているR162の変更でレベル調整を行う

Aレベル調整を行う部分は無い
正しくスラグと各トリマーが調整されていて不足する場合は球V12とV13の6U8Aを交換

Bレベル調整部分は無い
V11A/6U8の交換ほか関連CRのチエック

C6AZ8の交換
6AZ8PIN8に接続のR176/4.7KOhm/1Wの測定交換 意外に4.7Kの抵抗値がが変化増大している、なかには900K近くまで変化しているものも・・・・・
 バンドスイッチの不具合

時計回りだとOKだが反時計回りだと送受信が不具合,或はその逆
またはスイッチを2〜3回左右に回すとつながることもある


  75S-* 32S-*にも共通
バンドスイッチの接触が悪いことは確か 
だからと言ってもう寿命だなんてことは断じてない

●シャーシーを引き出してスイッチのシャフトを見るとよくわかるが機構部分とベークのシャフトは2本のネジで固定されている。

●機構の回転角度とシャフトのそれとが一致していないことが原因の大部分

●中には油脂やヤニが接点についてあるいは酸化して接触不全な場合もある
●専用工具ブリストルレンチが無いと駄目だがシャフトを固定しているネジ2本を緩めて正しい位置で固定しなおすだけの超簡単作業で解決する
お試しください

●接点の掃除はエレクトロニクスクリーナーを噴射したあと数回スイッチを回して接触を阻害している付着物を削ぎ落としてしまいましょう
何百台かのセツトのなかで1台たりともスイッチが駄目でセツトの寿命につながったものは見ていない
ただしCOLLINSについての話
受信感度不良
送信は出力も十分ありOKだが受信感度が悪い Sメーターも振れない
V17 6BN8(受信第2ミキサー)の不良  交換  

予備真空管を保有することが故障発見および対策の早道
   3.5〜14および28MHzはドライブ十分だが21MHzは不十分(32S-*にも共通) 勿論このバンドの特定のパーツ不良もあるが多くはDRIVER゜PLATE、RF AMP、MIXER各ステージのトリマーの汚れによることが多い  ローテーターを取り外してエレクトロニクスクリーナーを綿棒などにつけてシャフト及びステーター・ローテーター間の清掃または新品と交換
3.5〜14は十分なドライブ
しかし21〜28は極度に不足
6CL6のグリッドバイアスなし
R103/10KΩの焼損
R103を交換
6CL6の交換が必要な場合もある
C111と117およびC44の点検
各バンドともパワー不足
  最大で70W程度しかない
  40mA必要なアイドリングカーレント   がほとんどゼロに近い 
516F2の整流管5U4の劣化 LBは送信時に270V前後あるのが正常だが時には220Vしかないものもある
5U4の交換で解決する場合がほとんど
ただし上記のドライブが十分にあること
電源の一次側が115Vあることを確認すること

送受信で周波数がずれる
(対策済みのMODELもあるので手元のセット内容を確認する必要がある)
PTOに加わる+BはR73/15KとR131/33Kで分圧され供給されている。
受信時に比較して送信時は約-20Vの変動があり50Hz程度の周波数変動がある。
150V/5Wのツエナーまたは入手困難な場合は1Z150と2SC2333などで構成するレギュレーターを挿入することで周波数の変動は5HZ以内に抑えることができる。
参考回路図はここをクリツクしてください。
AF-GAINを上げるとAF回路が発振する
AF−GAINボリュームを上げると発振する。 
実際は発振ではなくBFOの回り込みが原因。 V11/6U8Aを引き抜いてBFOを停止すると発振に似た症状は治まるので確認できる。
V11Aのプレート・スクリーングリッドに供給されている+200VのデカツプリングC56/0.02μF・R57/1000ΩのC56と並列に4.7μF/350Vを挿入する。
同時にソケット取り付けネジのまし締めを行う。
CWは受信できるがSSBは受信不可 ただしSメーターは振れている
K2/PLUG-IN TYPEのPIN5と6またはOPEN RELAYのPIN13と14間の接触不良 RELAYの交換または接点清掃
こんな珍故障も 受信時にはSメーターが左に振り切れてRF-GAINを動かしても変化なし、送信時にメーターをIPに切り替えると今度は恐ろしい勢いで右に振り切れる.
6146のバイアスは送信にするとゼロVになる.
当然球は赤熱しヒューズが吹っ飛ぶ.
メーターのフロント側から見て右の端子とPLのホルダーの間に多量の鉄粉がついていて接続された状態になっていたのでした.
ガムテープで鉄粉を取り除いてOK.
トラブルシュートについて COLLINS社のサービス代行店あてのもの
一部だけですが参照してください。(日本語)
既に上表に掲載された事項と重復するものもあります。

 *.pdfファイルですがこちらをクリツクしてください。