75S-*のメンテナンス
順次書き加えてゆきます、ご参考になれば幸いです
またここに記載されることはこんな事実もあるということでこのことがすべてではありませんのでご承知ください。

現象 原因 対策
ダイヤルの不具合

回転のある部分では重く別の部分では軽い

重くなる部分が2箇所以上ある場合
メインチューニングノブのシャフト後部に取り付けられている  ピンチドライブワッシャー(2枚のりん青銅製ワッシャー)が変形して間隙が不均一になっている

 
 注 「コリンズのメンテナンス」ページ22図1参照 
分解の上ピンチドライブワッシャーのギヤップを均一に修正する
ピンチドライブワッシャーのギヤップが不均一になるのはPTOを取り外すときにシャーシーと垂直方向に力を加えるために発生する。
場合によってはPTOのシャフトそのものも曲がる。

垂直に力を加えないようにするためには下の写真にあるPTO後方のトリマー取り付け金具のスクリューを抜き取ってからPTO取り外しの作業をはじめるとよい。このスクリューは75S-3B/Cのみ。
ダイヤルの不具合

回転の特定のある部分で重い

重くなる部分が1箇所のみ
アイドラー(エスカッション背面の樹脂製ギヤー)の位置不良 +ドライバーでこのアイドラーの止めねじを緩めてスムースに回転する位置探し固定

注意:注油してはいけない
特定のバンドの感度が極度に悪い
バンドごとにアンテナコイルと並列に接続されるコンデンサーの故障(誘導雷などの影響でショートまたは焼損) バンドスイッチを覆っているシールドケースを取り外し点検交換
特定のバンドの感度が悪い
トリマーのローテーターとステーターが貼りついて調整が出来ていない 分解して修理または交換
同調点はトリマーを360度回転させると2箇所にあるのが正常
KWM-2のページにも対処方法が記載されています。
ヘッドホンで聞くとハムレベルが異様に高い 下の写真をご覧ください

矢印の先のアースラグにはパワートランスB巻き線のセンター、6.3Vの片側、-65V回路フイルターコンデンサーのアース側更に其の他が・・・、このアースラグにヘッドホン端子からGNDに接続されている100Ωもつながっている。
4端子法でこのラグとシャーシー間の抵抗値を測定の結果24mΩもあることが判明。
この24mΩの両端に発生する50/60HZの成分を100Ωを通して聞いていたことになる。
このネジはパワートランス固定用のものでまし締めしてほぼゼロになりハムは解決。
ただし100Ωは念のため別の場所に落とした。
USBとLSBで音質が異なる FILTER特性の経時変化による

写真は一例で中心周波数は上方に100〜150Hzほどシフトしている
この事実は多くの受信機やKWM-2/2Aなどでも見られる

画像のSPANは10KHzで1メモリ1KHz真中のラインが455.000Hz、縦軸は1メモリ10db(アンリツMS-560J型ネットワークアナライザーで観測)
(画像が醜くて御免なさい)
1同型のフイルターに交換 ただし正しい特性のFILTERの入手は難しい
2.BFOのクリスタルをこのフィルターに合わせて新調する
3.現在生産されているCOLLINS製に置き換える・・・入手容易・安価・特性良し ただし形状が異なる

等の方法で解決
STBY状態にならない RF GAINボリュームR56/10Kの断線
詳細は述べませんが配線図をよーく睨んでください、ガリオームが過ぎてついに断となるとこの状態に
ボリュームの交換
BFO(USB/LSBのクリスタル)の発振が不安定
 一度発振すればOKだが、翌朝には発振しない、スイッチのON-OFFの繰り返しなどの電気的ショックで発振を始める
BFO用真空管ソケットの絶縁不良

実例ではいずれのピン相互間・ピン-GND間でも1〜10MΩ
原因の確認にはメガ−が必要でテスター/マルチメーターでは判定不可

ソケットの交換